卒業生の声
卒業生・修了生はこんなところで活躍しています
自信と誇りをもって社会を支える
私が大学院への進学を決めたのは、より専門的な知識や技術を身につけ、社会で自分が「したい事」「貢献できる事」の具体的なイメージを描けるようになりたいと思ったからです。学部での講義は、基本的に受け身となりがちですが、大学院では自らの研究に直接関わる内容で質問や相談もしやすく、先生との会話の中で研究以外にも「物事の見方・考え方」など得ることが多かったです。また、研究発表のために参加した学会では、他機関の研究にも触れ、自らの立ち位置や課題について考えるいい機会となり、自分自身大きく成長したと思います。大学に入る時には、ぼんやりとしていた「土木」のイメージですが、学部、大学院とより専門的なことを学ぶ中で、人々の生活を支える基盤を創り出し、社会に貢献することを実感できるところが大きな魅力だと感じるようになりました。
私は、現在、河川防災に関わる仕事をしています。近年、激甚化している水災害に対し、迅速かつ的確な復旧計画を立案するための資料作成や、災害対応に関わる機関を対象に堤防決壊時の対応演習(堤防決壊シミュレーション)を行う業務に携わっています。私が働いている愛知県は、海抜0メートル地帯が広がっており、水害時の経済的損失が高い地域です。市民の防災意識を高めるための啓発も私たちの仕事です。自然災害の多い我が国で、その地域にあった防災を地域の方と一緒に考え、実践していくことにやりがいを感じています。
中央コンサルタンツ株式会社 流域整備部
T.Aさん
大学院環境工学専攻 2019年3月卒業
社会環境工学科では、「人々が利用する」社会インフラ施設について学びます。道路や鉄道の計画、それに関わる橋梁やトンネルといった新設構造物の施工や、老朽化した構造物のリニューアル工事,自然災害による災害復旧工事などの土木事業が含まれます。建設コストやや工期といった制約の中で、厳しい自然条件下での最大限の安全性を追求して造り上げた構造物が、より豊かな社会の実現につながることに土木の魅力があります。社会環境工学科ではこれまでにも多くの先輩方が土木技術者として様々な場所で活躍しています。私は現在、塩害によって傷んだ桟橋を弊社が開発した最新技術を使って改修する工事の施工管理をしていますが、雨水ポンプ場の建設工事や高速道路の災害復旧工事にも携わってきました。関わる構造物が変わると、新しい発見ばかりで、日々学ぶことが多く充実した毎日を過ごしています。今後も色々な経験を積み、国際的にも活躍できる土木技術者になりたいと思います。
大林組 トヨタ名港東海工事事務所
I.Sさん
社会環境工学科 2018年3月卒業
土木と聞いてもあまりイメージがわかず、特に女性には縁のない業種のように思えますが、実際は私たちの生活に深く関係する分野で、学ぶにつれてその楽しさに夢中になりました。社会環境工学科ではこれまでにも多くの先輩方が公務員試験に合格し、技術者として活躍しています。私は現在、国道176号名塩道路や阪神電鉄の高架事業など、国土交通省や県が主導する土木事業における西宮市の担当職員として、事業推進の要望活動から、関連する工事まで、幅広い業務を担当しています。今後もさまざまな経験を積み、土木のスペシャリストとして、ステップアップしていきたいと思います。
西宮市役所 土木局道路部道路事業推進グループ
Y.Iさん
社会環境工学科 2009年3月卒業